ニートには恋愛する資格なし?そんな世間体なんて忘れてまずは勇気を出す事だ。クソデブと周りに思われようが、アクションに答えてくれる女の子は必ずいる!
女の子の前に生活がオワタ!
高校を卒業してから、一浪した。結果は散々。親からも、もういいからゆっくりしろと言われた。確かにあの頃は毎日3時間しか寝ていなかった。なんで落ちたか。英語に全力をかけていた。今となってはニートだがTOEICのスコアは800弱。毎晩外国人とチャットや、オンラインゲームして最初の3か月は楽しかった。
まぁ今となっては、ゲーム廃人だ。昔はファッション雑誌とネットの画面を睨めっこして、オシャレを楽しんでいたものの、最強アイテムはユニクロだ。洗っても伸びない。近所のコンビニに行くくらいなら平気。
そんな息子を見る目も、段々厳しくなってきた。だけど、やめられない。この感じ。言い訳はこれだけ。
英語だけはプロ並みだから、翻訳のバイトで余裕と通帳を見せた。父親は相変わらず怒鳴りちらすが、そこらへんのフリーターよりかは稼ぎがいいので、なんとか家においてもらっている。
コンビニが俺の日常
俺の世界は、オンラインなら7つの海やら銀河を跨ぐが、現実では家と近場のコンビニまで。いつも週刊雑誌を買いにいくのも夜中。夜勤のオッサンに、馬鹿にされているような目線で見られるのにもなれた。正直、これでいいとは思っていない。夜中、なんとなく使ってみたチャットアプリ。安全に出会えるとか、女の子と話せるからやってみたが、結果は散々。決して褒めてくれないし、キモいとかしか言われず、終わり。
ニート仲間に相談するも、それより一狩り行こうぜ?の一言で終わっている。
そう俺の人生はもう廃人、灰色でしかない。これが続くはずない、分かっているんだけど、もうやめられないんだ。
就職難?いえ違います
親にどうしても連れていかれたのは、徳島県庁。そうこの日は、俺のような社会不適合者向けの就職支援セミナーが開かれるらしい。ネットで調べてうんざりしたが、俺のゲーム機を捨てると言われては、逆らう訳にいかなかった。
バスから降りる俺。もはやデブと化した俺。何年も前に買ったパーカーに、腹が圧迫されて気持ち悪かった。
セミナーの会場は、県庁のなかの小さな会議室。俺のような死んだ目をした男が大勢、少しの女は頭の悪そうなギャルが3人と、デブスがバラバラに座っていた。親子連れもチラホラ。
俺はセミナーが開始されるまでの間にトイレを探した。綺麗なオフィス。働いてる国家公務員ども。国家の犬め、AKの餌食にしてやろうか。馬鹿にしながら、歩くと一人の綺麗な女性が歩いてきた。超かわいい。しかもおっぱいがでかい。白のブラウスからはみ出るロケットおっぱいだ。俺は思わずコミュ障を全開にして声をかけた。
「あ、あの!あ、あの、すいません。」
きゃあっと大きく叫ばれた。スグに男どもが集まってくる。スポーツ刈りの男たち。いや、2ブロックか。日焼けしていかにも体育会系。苦手なタイプだ。
「なんなんですか、あなた。今、何をしました?」
「あ、あの、すいません。その、トイレ、ど、どこなんですか?」
はぁ?っと大きく圧をかけられて、あっちですよ!ずっと睨まれながらトイレの標識を指さされた。これくらいなら慣れている。脳みそが筋肉なだけだ。こういう奴はトラップにかかって速攻DETHのポイント稼ぎなんだ。それよりも俺が悔しかったのは、あの可愛い女の子がずっと俺を睨んでいた事だ。
誤解だ!そう言いたい。だけど、その子に近づこうとすると余計に睨まれた。
もう、俺は終わっているんだ。その日のセミナーの結論はこうだった。就職の前に自分が何が出来るか調べてみてください。俺は何もできない。バスのなか、俺はずっと下を向いてボロボロのスニーカーをにらんでいた。
やけくその夜
結果、貯金の半分を使ってゲームに課金。そして出会い系サイト「Jメール」に登録した。反動を活かせ!オンラインゲームの教官のセリフだ。敵に囲まれたとき、その恐怖を反動にして突撃しろ。そこにチャンスが生まれる!
教官のセリフ通りに、俺は蔵本駅のコンビニで金を下ろし、昼間乗ったバスに向かって中指を立てた。ハッピーメールでトリガーハッピーになってやらぁ。俺は速攻課金した。
頭の悪そうなギャルから、年上の30過ぎの女にまで。定型文はネットで拾って加工。スグに出来た。それを更に英訳してプロフに書く。アホには分からん文法も入れて、英語を勉強した奴にしか分からない文法もいれた。スラングも。
ざまぁ、みろ。お前ら一般人にはニートになったきっかけが、こんなすげえ英語だったなんて分からねぇだろう。そんな皮肉を文末に書いて、俺はアプリを閉じた。
その夜。親は俺に何も言わず、様子が変わった俺を放置して、外食に行っていた。
ついに出会うぞ、キャリアウーマン!
Jメールでなんとかやり取りできても、大半は俺が本当にニートである事や、デブである事を知るとスグに途切れた。所詮、まんこは顔しか興味がないのだ。金があれば股を使う事ができるビッチもいるが、そんなのは捨てておいた。
出会い系の女にも出会えない、そんな俺がフォートナイトで盛り上がってるときにスマホが震えた。
Jメールのアプリにマークがついている。
女からだ。28歳。OL。文面が全部英語。簡単な挨拶に始まり、要はちょっと生意気な感じが弟に似ていて、面白そうだからメールしてみたってことらしい。
俺は敢えて、日本語で返事をした。
「クソ暇なんで、今度飯にでもいきませんか?」
返信が来たのは3日後。どうやら仕事で死んでいたらしい。外資系はキツイらしい。そのストレスのせいで、俺は食事をオーケーされた。会ったのは、金曜日の夜。しかも女の家だ。チカさんは決して美人とは言えないが、こんなニートを相手にしてくれる天使だ。
「は、初めまして。」
「あはは、本当陰キャだね。弟そっくり。行こうぜ、買い出しじゃ。」
チカさんの軽自動車はずっとラジオが流れていた。変なコマーシャルが多い番組ばかりだ。
「A君見てるとさ、羨ましいよ。私もゲームしたい。FFとかやりこみたいのに。」
「FFっすか?スクエアつまんないっすよ。あれ。ていうか、なんでホストみたいな男が世界救うわけ?スクエアまじで歌舞伎町だけで仕事しろって話ですよ。キャバ嬢クエストとかやりゃいいんだ。」
運転しながら、爆笑するチカさん。家についてからも、ワインとチーズ。出前で頼んだ、いや、おごらされたピザを餌にそんな話ばかりした。
おっぱいマジ柔らかい
チカさんは酒に弱いのか、顔が真っ赤になって俺の横でテレビを見ていた。風邪薬のCMになって、会話がとまった。静かだ。テレビの音が遠い。チカさんが俺を見る。俺は下を向く。柔らかそうなおっぱい。決して大きくはないが、おっぱいだ
そんな事ばかり考えていると
「したい?エッチなこと?」
「え?」
俺が顔をあげると、チカさんはパンツスーツのままだったが、目の前でスラックスを脱ぎワイシャツだけになって俺にまたがる。「昔さ、年下君の童貞奪ったときもそうなんだけど。君、童貞だろ?」
むぎゅむぎゅと息子を掴まれる。なにが起こっているんだ?
ズボンを脱がされ、抵抗するというか返事をする前に俺の息子はチカさんの口のなかで洗われていた。息子のカリを包む熱い舌に我慢できず、激射。
「ごほっ、君早いよ!すごい量!」
その後は、ザーメンまみれのチカさんにキスされながら、まんまと童貞喪失。生のまんこは気持ちよくて2回ほど中出しして初めて俺はバックでセックスをした。AVで見るあのシーン。やけに大きく喘ぐチカさん。
後で聞いたら、後ろでやるとスグにイクそうだ。
ニートの俺はその日からチカさんのセフレになれた。毎週末は彼女の家でセックスをして、翻訳というか向こうからのメールをまとめるバイトをしている。もちろん、バイト代は彼女のフェラやセックス。それだけでいい。
俺の人生はほんの少しだけ、まともになったのかもしれない。